高速道路建設に伴う環境対策について、見学会を実施

参加団体から

伊勢原市内を縦断して、NEXCO中日本による新東名高速道路の建設が進んでいます。これまで、海老名JCTから「伊勢原・大山インターチェンジ」までが開通していますが、4月にはさらに「新秦野インターチェンジ」までが開通予定です。

新高速道路の開通により、利便性が得られる反面、通過車両の増加による大気汚染の悪化を危惧します。その対策として高速道路建設に伴う樹木や緑地の減少を少なくし、できるだけ大気汚染を軽減できるよう植樹数や樹種について、NEXCO中日本との協議を進めています。

3月26日(土)10:00より、昨年に引き続いて、現地見学会を行い、NEXCO中日本の担当職員の方より、詳細な説明を聞きました。

昨年と同様の地点、西富岡です。盛り土の強度を高めるためにコンクリートを混ぜたために樹木を植えられなくなった地点です。根が深く伸びる樹木の植栽はできないので、今は種子を散布して緑化を図っています。

                見学会の様子

 

 昨年も訪れたふじやま公園より現東名を挟んだ北側の場所です。道路側や斜面中間の通路の上下部分では、管理の事情で周囲約2mは植樹をしません。(グリーンのシートを張っています)夏に延びた草が枯れたまま残っていました。

 高森の高架下の部分、昨年は枯損木がいくつか見られましたが、補植してありました。周辺から見た場合に高速道路の圧迫感を少なくするため、低木・中木・高木を順に植樹しているとのことでした。

 かわいい枝垂桜が咲き始めていました。20年後、30年後、、、どんな風景になっているか、楽しみ? それとも 心配?

見学会の後、成瀬公民館において、約30分間、参加したメンバーとNEXCO中日本職員さんと意見交換会をしました。市民の疑問点を直接聞ける良い機会となりました。