伊勢原市環境展に参加しました

2025年5月10日(土)開催の伊勢原市環境展に出展・参加しました。

例年のように、私たちの年間の活動を展示、クイズラリーなどでご参加の方々に説明することができました。環境に関心とある方ばかりでなく、立ち寄ってくださった方が、興味深くみてくださったことはうれしく思いました。

 

新東名高速道路沿道植樹帯視察報告会のお知らせ

いせはら環境ネットワークでは、伊勢原市内を縦断する新高速道路の建設に伴う大気汚染や緑地の減少を危惧し、沿道植樹帯に大気汚染を軽減するための植樹等を要望していきました。毎年3月には、中日本高速道路の方々の立会いの元もと、現地の視察を実施しています。
 
直前のご連絡になりましたが、以下のように、「2023年度 新東名沿道植樹帯視察報告会」を実施いたします。
どなたでも、ご参加をお待ちしています。
ご参加の方は、ぜひ、いせはら環境ネットワークに加入してくださいますようお願いいたします。
 
   日時: 2025年 328日(金) 10時より
   場所: 伊勢原市中央公民館 茶室
 
なお、同日・同場所にて、9時より、いせはら環境ネットワーク運営委員会を行います。こちらも、どなたでもご参加できますので、ご案内いたします。
 

市内小学校4校にて、放射能測定を実施しました

東日本大震災ので福島原子力発電所の大災害から、14年が経過しました。福島県と周辺地域はもとより、伊勢原市でも放射能汚染が広がりました。今後もまた同様なことが発生しないとは言い切れません。日頃から放射線量数値を把握しておくことは必要と考え、毎年、市内の小学校校庭等で測定しています。

今年度の測定数値も、基準値を下回る数値であることを確認しました。

【速報】測定値等 (1)2025年2月3日

 

「食料と農業の危機と希望」鈴木宣弘氏の講演会を開催しました

2月1日(土)、伊勢原シティプラザ 1F ふれあいホールにて開催しました。

会場は満席、その他にオンラインでの参加者も多数ありました。

以下は、講演会資料から、「ポイント」を掲載します。

日本の食料自給率は種や肥料の自給率の低さも考慮すると38%どころか10%あるかないか、海外からの物流停止したら世界で最も餓死者が出る国との試算。国内生産増強しないとならぬが、逆に国内農業は生産コスト倍増でも農産物の価格は上がらず、廃業が激増しかねない。

3だけ主義(今だけ、金だけ、自分だけ)の日米のオトモダチ企業が国の政治を取り込み、農家や国民を収奪しようとするのを放置したら、物流止まれば、国民の食料なくなる。農家の崩壊で関連産業も農協・生協も地域の政治・行政も存続できない。今こそ、協同組合、市民組織など共同体的な力が自治体の政治・行政、医療界、心ある企業と連携して地域で奮起し、地域のうねりを国政が受け止めて国全体のうねりにする必要。

地域の種を守り、生産から消費まで「運命共同体」として地域循環的に農と食を支えるローカル自治圏。1つの核は学校給食の地域公共調達。農家と住民一体化で耕作放棄地は皆で分担して耕す。

命縮める輸入品は国産より高い。消費者も流通・加工も今すぐ国産に。輸入途絶と消費者の潮流から有機・自然栽培の方向性を視野に。

お金出せば食料買える時代は終焉。不測の事態に国民の命を守るのが「国防」なら、地域農業を守ることこそが安全保障。「防衛費5年で43兆円」の一方で「農業消滅」進めたら、「兵糧攻め」で日本人の餓死は現実味。トマホークを爆買いし、コオロギ、培養肉、人口卵の推進ではなく、農業にこそ数兆円の予算を早急につけよ。(講演会資料より)

講演会「食料と農業の危機と希望」開催のお知らせ

現在、米不足や野菜の価格の高騰に見られるように、食料問題は大変危機的な状態にあると思います。

しかも、国は農家を応援するのではなく、農家でなく多国籍企業に農業を渡してしまおうとしているようです。多国籍企業の農業支配になれば、農薬、遺伝子組み換え(ゲノム編集)、高価な食料を、選択の自由なく食べざるを得なくなります。

また世界的にも気象異常、戦争、社会の不安定などで、自国民を優先に、食料輸出を止める国も出ています。

食料自給率38%、農業後継者が少ない日本はどうなるのでしょうか?

農と食の第一人者の鈴木宜弘先生の講演会を行います。多くの方のご参加をお待ちしています。

日時:2025年2月1日(土)15:00~17:15  (開場:14:30)

場所:伊勢原シティプラザ 1F ふれあいホール

参加費:500円    参加申し込み等の詳細は、下記の添付チラシをご覧ください。

250201鈴木宣弘後援会チラシ(表面)

250201鈴木宣弘後援会チラシ(裏面)

 

「環境保全型農法研究成果」報告会を実施しました

環境保全型農法研究成果報告 ~日向・藤野地区圃場の実践から~

12月7日(土)17:30~19:00  伊勢原市中央公民館 第1学習室にて 実施しました。

報告者は、里山青龍FARM 田中啓太郎さん

(一般社団法人いせはら里山環境WORKS里山環境保全研究会代表)

2023年から2年間にわたり、伊勢原市日向地区で行ってきた実践を報告していただきました。

・昔ながらの苗代での育苗 ・冬期灌水による生物多様性の可能性 ・手作業による代掻きから学んだこと ・手植えによる田植えの際の工夫 ・田んぼの水平性と初期成育の違い ・株間について ・品種の違い ・手作業から見えた籾摺り機の必要性 など

たくさんの写真を提示した説明があり、環境保全型農業に対する熱意、研究成果が得られたことがよくわかりました。

伊勢原市内には、市域の約3分の1が農地であり、今後、環境保全型農業が広がっていくことを望む市民の声が多くあります。現在農業を営んでいる方々にも理解が広がっていくように望んでいます。

環境保全型農法研究成果報告会のお知らせ

環境保全型農法研究成果報告会を行います。
 
伊勢原市日向・藤野地区圃場の実践を報告いたします。
   伊勢原エコネット参加団体「伊勢原の自然と環境を守る会」の活動報告
 
2023年~2024年度に、日向で実施した水稲の有機無農薬栽培について、報告します。
  報告者 田中啓太郎さん
  日時  12月7日(土)17:30~18:30
  場所  伊勢原市中央公民館 第1学習室
どなたでもご参加ください。参加費は無料です。
 
 

新規の若い農業者、特に有機農業を始めたい人にとっての課題は? 農業振興課と意見交換

私たちは、食の基本として「地産地消」ができること、さらに有機農業の推進を望んでいます。伊勢原市は、都市近郊地域ではありますが、酪農や果樹をはじめ、米作や野菜の栽培も多く、市の3分の1は農地であり、良い環境に恵まれた場所にあります。

しかし、近年農家の高齢化、後継者不足が進んでいます。新規の若い農業者、特に有機農業に取り組む方が増えることを望みますが、課題となっていることがあるようです。今回、市内で有機農業を営んである方から、ご自身が感じている課題を聞き、市の担当課の方と直接話し合う機会を設けました。

新規農業者の方にとって農業用の物置や住居の確保が困難などの課題に対して、市の担当課職員の方と具体的な話し合いができました。5月24日の懇談会の内容の詳細は、下の別紙をご覧ください。今後に向けて課題を明確にし共有することで、前に進められるよう望んでいます。

5月24日今井氏と農業振興課・農業委員会の情報交換

 

環境展に参加しました

5月11日(土)12日(日)に行われた伊勢原市環境展に参加しました。場所は総合運動公園の体育館小体育室です。屋外では、公園緑花まつりも開催され、天候も良くたくさんの人出がありました。

いせはら環境ネットワークでは、2023年度の活動報告の展示を行いました。クイズラリーの方々が回って来られて、提示物を見てくださいました。

高速道路植樹帯の視察

伊勢原市内で進んでいる新東名高速道路の建設ですが、便利になる一方、市内の緑地(田畑、森林など)の減少や大気汚染が進むことが危惧されます。

そこで、エコネットでは、高速道路の路側帯などの緑化、特に大気汚染に対して効果がある樹種の植樹を提案しました。毎年、中日本㈱の職員の方から説明を受け、現場での確認(視察)を実施しています。

今年度は、2024年3月30日(土)午後に実施。参加者は大人8名、子ども3名の計11名。場所は、伊勢原市下糟屋の県道横浜伊勢原線と小田急線の交差している付近でした。

現場では、植樹した後に枯れた株には、造園業者によって目印がつけられていました。私たちは丁寧に見て回り資料をもとに確認、合計164株の枯損・欠損がありました。これらは「4月に補植する。多めの株を用意させて、発注した数を確保する。」とのことでした。

民地では地主の一存でどんどん樹木が伐採されてしまいますから、事業者敷地内の緑は今や貴重な緑と言えます。視察によって緑地の確保が担保されることを願っています。