いせはら環境ネットワーク 趣意書
目的
ここ100年で日本の平均気温は約1℃上昇し、明らかに温暖化の傾向を示し、異常気象による災害・農作物の生育障害・健康への影響等、私たちの生活に深刻な問題が生じています。私たちは温暖化を抑制するために考え行動する時ではないでしょうか。国は2030年度迄に温室効果ガスの26%削減する目標の達成に向け、事業者や国民が一致団結して行動を起こすことを主眼とした国民運動「COOL CHOICE」をスタートさせました。
また、伊勢原は新東名をはじめとする広域幹線道路の開通で利便性は向上しますが、緑の減少等、周辺環境の変化が予想されると共に、手入れの行き届かない農耕地や森林の増加、鳥獣害の拡大等が進み、伊勢原の自然環境は大きく変わろうとしています。
このような状況の中で、より多くの市民の皆さんと事業者・団体・行政が連携・協働し、地球温暖化防止並びに伊勢原の環境の保全と創造に寄与することを目標にしています。そこで私たちは、COOL CHOICE 運動の推進、会報の発行、会員間の情報交換と研修、子供たちが楽しく学べる環境に関するイベントの開催、伊勢原市の環境行政への具体的な提言などを通して、伊勢原市環境基本条例に定める健全で恵み豊かな環境を将来の世代に引き継いでいく役割の一端を担うことを考えております。
そこで、2006年「誰もが誇れる住みよい伊勢原の環境の保全と創造」を目的に立ち上げた「いせはら環境市民ネットワーク」を、より広範囲な方々と連携し地球温暖化、地域環境を考え行動する新たな組織に移行することにしました。
新たな組織は以前から活動している市民・団体の取り組みを原点に、環境情報を共有し、共に協力することでよりよい環境を次世代に残していきたいと考えています。環境に関心のある市民・団体・事業者の方々、当会の趣旨に賛同いただける方々の参加を期待しております。
2017年5月吉日
環境団体ネットワーク新組織検討 呼びかけ人
浜田順子・吉羽雅昭・坂本和久・倉橋一夫