見学研修会を実施しました

事務局から

1月23日(土)午後、2020年度の見学研修会を実施しました。

研修先は、藤沢駅近くの「エコストアパパラギ」。講師は、プロダイバー・環境活動家の武本匡弘さん。

気候変動や、プラスチックによる海洋汚染が深刻な状況になっていることが報道されています。40年前から海の中に潜って実際に見てきた経験に基づいて説明していただきました。

異常気象が常態化してきている現在は、すでに「気候危機」。海水温が上昇しており、魚類の回遊場所が変化している。マーシャル諸島やパラオでは、海水面が上昇し、島が沈没するまでになっている。これらの住民はCO2を出す生活をしていないのに、日本をはじめ先進国といわれる国ではCO2をたくさん出し、その被害を被っている。「気候正義」を考えたい。

海の中は、ここ10年で非常に変化している。サンゴの白化、磯焼け、海の砂漠化が進んでいる。2030年には地球環境は臨界期を迎えるともいわれている。海洋プラスチック汚染が進んでいる。気候変動と海洋プラスチック汚染は密接に関連している。プラスチックに含まれている可塑剤等の化学物質が環境に影響を与えている。

サーマルリサイクル(熱回収)はリサイクルには入らない。一人一人ができることを実践していこう。レジ袋、ペットボトル等の使い捨てを止めよう。ベジタブルファイバーのような環境に負荷をかけない素材のものを使おう。「買い物は投票」という意識を持って実践していこう。

 

雨模様の寒い日でしたが、コロナ対策をして、10名が参加。よい学びができました。

できることから、実践につなげていきましょう。たくさんのヒントをいただきました。